東京大学の情報倫理の理念

 

 東京大学の情報倫理は、学問の自由、思想・良心の自由、表現の自由をはじめとする基本的人権の尊重の理念にのっとり、東京大学が管理・運用する計算機資源の利用に関するルールを定めることにより、その円滑かつ適正な利用を促進し、本学の教育および研究の充実を図ることを目的とします。
 計算機資源は発展を続けていますので、情報倫理も進化発展するものといえます。東京大学の情報倫理は、天下り的に強制されるものではなく、情報環境に関わるすべての人々による自律的共同作業によって創発する秩序として進化発展してゆくものです。
 教育・研究の使命と目的にふさわしい情報倫理秩序を創発するためには、多様な能力、認識、関心、方法論、価値観、人間性を具えた学生・教職員の間の人間的相互作用を促進するような情報倫理でなければなりません。言い換えれば、情報倫理は多様性への寛容を基礎に置くものといえます。
 計算機資源の利用者は、権利を享受し義務を遵守する知識と能力と人格を有する個人として自覚と自律のもとに行動し、社会的な責任を果たすことが必要です。